GUYATONE LG-350T Sharp5 白ボディ／赤ピックガード グヤトーン・シャープ・ファイブ 1960年代 三根信宏 ビザール・ギター 完全ジャンク扱い
グヤトーンのLG-350Tシャープファイブ・モデルです。後年の再生産モデルではなく、当時（多分1960年代）のオリジナルです。シリアルナンバーは「66*****」なので1966年製かとも思いましたが、Wikiによると1967年からの生産のようですね。いずれにしても50年以上昔の物になります。
3ピックアップ、メタリックブルーの物は時々見かけますが、白ボディの物はあまり見かけません。赤系のピックガードはべっ甲柄ではなくボウリングのボールのような模様で、3㎜くらいのかなり分厚いセルロイド的な素材のものが使われています。
また、ピックアップ・セレクターが不調で、リアポジションでは音が出ず、フロント、センターミックスも何度か動かさないと音が出ません。ピックアップ自体は生きているようで、センターポジションでフロント、リア両方のピックアップが音を拾っていることを確認しております。
ボリューム、トーンコントロールは一応機能しますが、ガリが発生しています。ガリの程度はそれほどひどくはなく、恐らく接点復活剤で修復可能かと思います。
電装系については交換とか接点復活剤によるメンテナンスをしようかとも思ったのですが、古いものなのでオリジナルパーツを交換するのは忍びなく、また接点復活剤でのメンテを好まない方もいるので、このままの一応、ビザール・ギターに分類されるというか、当方もそう思い込んでましたが、ビザール（奇妙な、風変わりな）と一言で片づけられない作りが良いと感じました。恐らく当時の人気バンドのシグネイチャー・モデルというか、ハイエンドモデルらしい完成度の高さなんでしょうね。
特にネックについては、ナット幅は実測では約42㎜ですが、全体的に薄めに仕上がっており、実際に弾いてみると驚くほどネックが細く感じられ、非常に弾きやすいです。ハイポジションに至るまでその傾向は変わらず、フレットが小さめな点を除けば、かなりテクニカルな演奏にも向くかと思います。
また、スケールはナット（0フレット）から12フレットまでが304mmですので、ジャガーやムスタングと同じ、いわゆるショートスケールになります。見た目も白（クリーム）で赤系ピックガードとムスタングっぽい感じがしますね。
ネック自体は非常にしっかりしており、現時点では反りなどは感じられません。あまり弾かれていなかったのか、フレットも多少は弦が当たったあとが感じられるものの、まだ交換やすり合わせは必要ないかと思います。
トラスロッドについては、ちょっと怖くて確認しておりません。あくまでも当方の主観かつ抽象的で申し訳ありませんが、ネック自体ビシっとした印象で、今後もまず反らないんじゃないかと思います。（しつこいようですが、あくまでも当方の主観です）ちなみにトラスロッドはかなり独特な構造で、ボディのネックジョイント部に穴が開いていて、ネックを外さずに調整ができるようになっています。
ペグ、ブリッジなどの金属パーツについても、あまり弾かれていなかったせいか非常にきれいなトレモロアームは紛失しまっておりますが、5㎜径のストラト用のアームが使えました。（受け側がねじ込み式ではないので固定されませんが）トレモロユニットとしての機能にも問題はないことを確認しています。
本体の重量は約3.6Kgです。（体重計で量ったので、おおよそです）
付属品は一切ありません。発送の際はエアキャップと段ボールで梱包いたします。
一応の動作確認はしておりますが、イタズラ入札が多いため、新規の方や悪い評価のある方の入札は取り消す場合もありますのでご了承ください。